出来ちゃった恋愛
サキだって悠都にメロメロじゃん…。



「アイツ生まれてからキスした記憶ある?」

「ない…かな…」

「だろ?俺なんかどうだってよくなった?もういらねぇ?」

「そんなこと思ってないよ!!」



どうしたの?



なんかサキらしくない…。



「なんて言えばいいかわかんね…」

「寂しい…の?」

「そうかも…」

「ごめん…。あたしも子育てにいっぱいいっぱいで…」



悠都といる時間もサキは少ない。



いいパパやってくれてるってだけで満足してたし…。



サキに寂しい思いさせてたんだ…。



「言っちゃいけないことだってわかってたけど…なんか限界…」

「まさか悠都にヤキモチ?」

「そうかな?バカみてぇだって思う?」

「ううん、そんなサキが好き」

「ユズのくせに珍しく直球投げたな…」

「サキは?好き?」

「だから構ってほしいんですけど?」

「ふふっ…」

「本気なんだから笑うなよ…」



本音はできるだけ言い合いたい。



サキとなら、そんな夫婦になれるかな?



サキあってこその悠都。



ふたり共大好きだよ~!!



< 340 / 440 >

この作品をシェア

pagetop