【コメコン2】ブラックアウト症候群。




……“ガコン”?

ドアに何かが激しくぶつかったような音、共に衝撃もあってドアが揺れた。


……は?


内心でそう俺が首をかしげた、直後。



「ほらー、言わんこっちゃなあーい。キミは実に馬鹿だね(ふっ)」

「…こ、これは死ねる…ッ!あ、お花畑…」

「逝ってらっしゃい」

「この人ホントひどいんだぜ☆」



………………。




「わあああーッ!シオンダメだってばコンパスダメだってばぁあッ!!」

「…………(もはや無言の殺意)」

「あら、シオンくんこんばんは!今日も相変わらず萌えるわね☆」

「コ ロ ス 。」

「シオンそれ殺人だから犯罪だから落ち着いてぇええッ!!」


ドアの向こうに居たマナミに、持っていたコンパスを振り上げようとしたところでミオンに全力で止められた。

そしてどうやらドアにぶつかったのは笑い上戸のバカ(もといジュン)だったらしく、ドアの向こうで顔を押さえてのた打ち回っていた。

「お花畑と川が見えるぜ…」とか言ってやがる。


そのまま逝ってしまえばいいのに。





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