恋愛ジャンキー *-甘い蜜に溺れて-*


 ※※※


「沢村さん。尚哉は?」


翌日、4時間目、体育の授業中。

バスケの試合待ちをしていた時、津田さんに聞かれた。


2クラス合同の体育。

バスケのチームは6チームできるけど、コートは2面だけだから2チームが見学になる。


ベンチなんかないから、直接地面に座って待つんだけど。

津田さんも見学チームなのか、あたしが座っている隣に座った。


「都築くん? 知らないけど、男子は体育館でバレーとか言ってなかった?」

「今見てきたけど、いなかったから。

……沢村さんなら知ってるかと思って」


グラウンドの砂を持ち上げるように吹く風が、津田さんの髪を揺らす。


「いないならサボってるか、調子悪くて保健室なんじゃない?

あたし、生徒会入ってから話すようになっただけだし、よく分かんなくて」

「どこでサボってるの?」

「え……、や、だから知らないんだよね」



< 128 / 448 >

この作品をシェア

pagetop