ひとかけらの恋
暑い……。



ミーン、ミンミンミーン。



蝉の鳴き声が、余計に暑さを感じさせる。


早くも季節は夏!
夏休みに入って一週間がたった日曜日。


部活がなかった私は、アイスを片手にソファに座りながら、テレビのチャンネルを次から次へと変えていた。


本当…。面白い番組やってないよなぁ。



ポチッ…。



テレビの電源を切って、アイスを食べる。



「美晴ー、暇なら宿題とかしたらどうなの!登校日までの作文は終わったの?」



「まだだけど…。」



私は食べ終わったアイスの棒を捨てて言う。


「宿題が嫌なら買い物に行ってきてくれる?素麺のつゆがきれてるのよ。」




え゛っー!?
この暑いのに買い物なんて…。
しかも買ってくるものが素麺のつゆってことは、お昼ご飯はまた素麺……。





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