ひとかけらの恋
せっかく翔と同じ班になれたのに、話す機会がなくて、なかなか言葉を交わすことがなかった。


あー。つまんない……。


私がしょんぼりとご飯を口の中に入れた時…。


「美晴は何かゲームとかすんの?」


えっ!?


ゴクン!


私は驚いて、思わずご飯を飲み込んだ。


うっ!!


一瞬、喉にご飯がつまりかけたけど、すぐにそれも落ち着いた。


「あっ。ゲームボーイアドバンスとか、ゲームキューブとかを結構するよ。」


この2つのゲームは、私が5年生の時に流行っていたゲームだ。


「へぇー、結構ゲームするんだ。」




翔が私に話してくれたのは、このことだけだけど、とても嬉しかった。


翔はね…。

普段あまり喋らない私にもね、話しかけてくれた。


翔は誰とだって平等に男女問わず接している。


みんなの中心的存在。

いつも明るくて、私の理想でもあるんだよ。

私はそんな翔がもっと『好き』になった。





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