ひとかけらの恋
何て送ろう…。
絵文字ばっかりは嫌がられるかな…。


うーん…。


「えっ!?お姉ちゃん、翔君と付き合ってるの!?」


へっ!?


いつの間にか、私の横に目をキラキラさせながら問い掛ける紗季がいた。


「っちがう!!翔は…!」


翔は…。


「なーんだ。彼氏じゃないの? あっ!わかった!お姉ちゃんの片思いなんだ!」


紗季に言われた瞬間、みるみる私の頬が赤く、熱くなる。


「あっ!図星?」


「…うるさーい!!」

私が怒鳴ると、紗季は逃げるようにして部屋を出ていった。


私と紗季は1歳違い。だから紗季は私の同級生もよく知っている。

…紗季の前では気を付けよう。



トントンッ!


ん?


ドアの隙間から、紗季がおずおずと顔を出している。


「あのね…お母さんがご飯だって。」


「うん。わかった。」

私がいつもと変わらぬ様子で答えたからかもしれない。


紗季は安心した様子で階段を降りて行った。




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