ひとかけらの恋
笑美……、どこにいるんだろう?



私は体育館の周りを回ることにした。



笑美は、私のせいで悲しそうな顔をしたのかな?


なら、私は笑美を探さない方がいい?



……………そんなことないよね?




ちょうど体育館の入口の反対側にきた。




あっ、笑美…。




「ヒック………。」




えっ…泣いてる?



私は近くの木の後ろに隠れた。



笑美はしゃがみ込んでうずくまっている。




「ヒック………ヒック。」




笑美の泣き声が、絶えずに聞こえてくる。









「ヒック………。ジャン…なんで……。」









ジャン……………?






私今………聞いちゃいけないようなこと聞いてる。




だめだね…、こんなコソコソ聞いて………。






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