ひとかけらの恋
サァーーー………。





木の葉がこすれる音が、やけに不気味な雰囲気を漂わせている。




「先輩は、翔先輩と付き合ってないですよね?」




ムカッ…。




なんで海音ちゃんにそんなこと言われないといけないの?




「付き合ってないけど!!」




私は少しムッとした表情で言った。




「じゃあ、なんで翔先輩は美晴先輩にプレゼント渡したんですか!?」




………………!!?




「なっ……なんで!?」




なんで、ストラップくれたこと知ってるの?


翔………私にはほかの人に言うなって、言ったじゃん。




「美晴先輩が交通事故に会った日、私は翔先輩に頼まれて一緒に買いに行ったんです。」



そうだ…。
私あの日、翔と海音ちゃんが一緒に歩いてるのを見て…。






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