ひとかけらの恋
でも、そっくりなのは人の配置とかじゃない…。


そっくりなのは、私と笑美の笑顔…。



私は好きな人である翔が隣りにいたから、自然と笑顔になった。



笑美はこの男の子が…………。




ガチャッ!




「お待たせ~!」




笑美が戻ってきた。




「あっ、写真見てたんだね!アルバム出すから待っててー!」




笑美はそう言って、本棚から何冊かアルバムを持ってきて開く。




「あっ、ちっちゃい時の笑美だぁ!可愛い♪」



私は夢中になってアルバムを見ていく。



「これはアメリカにいた時の友達のメリーだよ!こっちはギン!」



笑美はとても懐かしそうに友達を紹介してくれた。



ページをめくっていくと、笑美とさっき写っていた男の子のツーショットの写真があった。




「これはね……。」




笑美の言葉がここで止まった。





< 292 / 488 >

この作品をシェア

pagetop