ひとかけらの恋
また雪降ってたんだ…。


…なんて思ってる場合じゃない~!!


私は傘たてから傘を出して、雪が積もっている道を、滑らないように慎重に走った。


風が吹いていて、傘をさしていても雪が振り込んでくる。


いつもの待ち合わせ場所に着くと、みんなが必死に傘をさしていた。



「美……いよ。」



「えっ!?なんて?」


由利の口が動いているから、多分何か喋っているのだろうけど、風の音がすごくて、まったく何を言っているかわからない。



「い…から、早く行こ…よ!」



かろうじて聞こえた咲の言葉で、みんなで歩き出した。








学校に着く頃には、コートはびしょ濡れ…。帰りまでに乾くかな?

教室に行くと、たくさんの女子が友チョコの交換をしている。


本当は学校にチョコ持ってきちゃいけないから、みんな朝のうちに交換しているのだろう。


もちろん私もそんな女子達の仲間入り♪みんなにチョコを配ったりもらったりで、朝の休み時間はとても忙しくなっていた。





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