ひとかけらの恋
私もつられて窓越しに寄り、外を見る。


この教室からは、この学校の大きな桜の木が見える。


まだ蕾はついてないみたいだなぁ…。


桜…、今年はいつ頃咲くのかな?





「翔、この問題解るか?」



「えっ?そんな問題天才な俺に任せとけ!!」




………翔!?



いつの間にか、教室に翔の姿があった。


なんで!?最近翔、2組の教室きてなかったし、ここんとこ上手く避けれてたと思ってたのに!!


その時翔がフッと私の方を見て、目が合った。



フイッ…!



……しまった。おもいっきり目そらしちゃったよぉ!!


けど、もう一度翔の方を見た時には、翔は何事もなかったように友達と喋っていた。



うぅ…。これはこれでショックだ…。


でも今の私には、こんなことで悩んでいるなんてできなかった。





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