シンデレラ~あなたが羨ましくて~
「今からでも…間に合うかしら…。」


「…私みたいな出来損ないでも人を幸せにすることが出来たの。
今更…?
これからよ!」


「…そうね…。
私は…貴女の言うとおり逃げてたのかもしれないわね…。
これから…。
そんな考え方もあるのよね…?」


「だから、私はまだ怖いけど…今を…明日を…精一杯見つめて…精一杯歩きまし
ょう…。」


「…ありがとう…。」


お母さんはボソッと呟くと自分の部屋にこもってしまった。


綺麗ごとって言われるかもしれないわね…?


でも…それが…私達がやらなきゃいけないことだから…。


私達にとっての事実だから…。


私も…いつか…
人を信じれる日がくるはずよね…?
それまで…気長に待ちましょうか…。

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