ずっと愛シテル
玄関に入ると、コウキの飼ってる犬が、勢いよく走ってきて出迎えてくれた
「かわぃぃ~!!」
「だろ。いくら!!おいで」
コウキの飼ってる犬は、いくらという名前らしい
「いくらちゃんデブだね」
顔の割にはボテっとした体で、愛嬌があった
「デブぢゃねぇよ」
よほどいくらちゃんに溺愛してるらしく、少し怒った感じで反論された
「腹減ってない?
ラーメン作るけど食う?」
「あ うん…食べる」
インスタントラーメンを作ってくれるコウキ
料理ってほどじゃないけど、なんだか意外に思えた
「はいよ」
やけに人なつっこいいくらちゃんと遊んでると、できたラーメンを鍋のまま机の上に置いた
「ありがと」
まだ慣れてないのに、初っぱなから麺類でしかも自分で食べたければよそる式だと、恥ずかしくてあまり手が出せない
「よそってやろぉか?」
「うん。ありがと」
少し嬉しく思いながら茶碗を鍋のとこへ持っていく
DVDのバッテリーを見ながら一緒にラーメンを食べるのは、会話はあまりないけど楽しかった