甘くも苦い誘惑に溺れて


放課後、私は屋上へと向かった。



きっと、彰ちゃんはいる。



彰ちゃんにちゃんと話さなきゃ。



屋上へ上がるとそこには…珍しく彰ちゃん一人が居た。



相変わらず煙草を持って景色を眺めている。




「彰ちゃん…昨日の事なんだけど…」


「あ?昨日?」


「喧嘩の事…。あれ…一方的に私がされたんじゃないから…私も、やり返したから…」


「んな事、知ってる」




って事は…私がやり返してた事…知ってて謝らせたの?



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