甘くも苦い誘惑に溺れて


「…先にシャワーありがとう」




部屋へ戻ると彼は椅子へ座って窓から見える海岸を見つめていた。



何か考えているかの様な瞳…。




「…ああ」




男は立ち上がると私の横を通り洗面所へと入って行った。



それにしても…不思議な人ね。



私、人見知りする方なのに何故か…彼だけは…嫌な気分になれない。



まだ、受け入れた訳ではないけれど…体が拒絶反応…しない。



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