屍都市
それを聞いた純は、顔を上げて山田を見た。

「ひぃっ、す、すみません~」

感動の再会に水を差したと思ったのか。

思わず詫びてしまう山田。

純はそんな山田にツカツカと歩み寄り。

「あんたが雄大を守ってくれたんだね!」

雄大に対してしたのと同じような、全力の抱擁!

「最初は太っててドン臭そうでアテになりそうにない男だと思ってたけど!なかなかやるじゃないのアンタ!見直したよっ!よく雄大を守ってくれたねっ」

「あわわわわわ…」

純ほどの美人から受ける熱烈な抱擁。

山田は思わず赤面した。

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