とある堕天使のモノガタリ ~INTROITUS~


その後、虎太郎と学食に向かう途中の廊下で昨日の後輩とすれ違った。


「黒崎先輩!」

「おぅ。お前か...」

「俺今日axelに行こうと思ってたんですよ~」

「そういや~昨日もお前みたいなのが来たぜ?」

「ぶっ!右京にボコボコにされてたやつか!」

虎太郎が笑いながら口を挟むと後輩が驚いた。


「なんかあったんすか!?」

「店のまえで常連とケンカになったんだよ。
だから仲裁した。」

「右京・・・あれは仲裁とはいわねぇだろ・・・」

「そうか?」

「聞くのが怖いんですけど...」

「聞かねぇ方がいいぞ。頭に包帯巻いたヤツがいたら、そいつに聞くんだな」

「流血してなかっただろ?
その辺は手加減してる。」


ひとつ気になる事があったのを思い出して、後輩に聞いてみた。


「お前ら最近sevenに入ったって言ってたよな?」

「はい、“守護神”がついてるからうちのチームは負けないって言われて...」

「それ言ったの誰だ?昴か?」

「昴さんも言ってましたけど、最初に言われたのは飛鳥さんからでした。」


“飛鳥”...しらねぇな...


「すごいキレイな人でつい、入りますって言っちゃったんですよ~」

「女なのか?」

「女だと思ったら、どうやら男の人だったみたいです。」

そういって後輩は笑った。

虎太郎は「なるほど...」と頷いた。

「まぁ、今日来るのはいいが、問題は起こさないほうが身の為だぜ?」

「はい、気をつけます!」


そう言うと後輩と別れて俺達は学食に入っていった。


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