とある堕天使のモノガタリ ~INTROITUS~


俺は爆宙してクラスのヤツに向かって拳を突き出した。


アチコチから「右京さいこ-!!」と聞こえて俺は手を上げて応えた。


走って来た虎太郎達とハイタッチを交わしてから真也に向かって口を開いた。


「まだまだだな。出直して来い!」


真也の悔しそうな顔に俺は笑った。


「かわいいヤツ。」


真也の頭をぐりぐりしてから自分の席に戻った。


「さすが!ウリ坊と虎太郎がいたら負けねーな!」


そんな声に虎太郎も「まかせろ!」と笑った。


俺は忍を抱き上げ目線を合わせると「見てた?」と聞いた。


「見てたよ。かっこよかった」


小さい声でそう言った忍に俺はみんなの前でキスをした。


発狂したヤツらが「似合い過ぎててムカつく!」と言われたが気にしなかった。


忍は真っ赤になって怒っていたがそんな姿も可愛かった。


「頑張ったからご褒美貰っただけだろ?」


俺はサラリとそう言って笑った。




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