とある堕天使のモノガタリ
~INTROITUS~
「黒崎さん!飲み物足りないよ~!
じゃんじゃんシェイカー振っちゃって!」
ジンヤは自分もカウンターに入りながら俺にシェイカーを投げて寄越した。
「…はぁ…分かったよ!」
俺もカウンター内に入るとジンヤからオーダー表を受取ながらカクテルを作り始めた。
「黒崎さんのスーツ姿、なんかいいっすね…」
「そうか?」
「今度からスーツでやりましょう!」
「雰囲気も落ち着くしいいかもな!」
ガクにも賛成され、ジンヤは高いテンションのまましばらく騒ぎ続けていた。
作り終えたカクテルを潤に運ばせるとフロアを見渡した。
sevenのヤツらが見たことのない女達と笑い合っているのに気付いた。
「知らないヤツが多いな…」
「忍ちゃんの友達だよ。
セリちゃん達に呼ぶように頼んだんだ。
人数多い方が楽しいだろ?」
俺は頬杖をついてその様子を眺めているとゴウは俺の顔を覗き込んだ。
「…あの集団に混ざりたいか?」
「冗談キツいって…俺無理。」
「見ろよ。向こうはお前と話したいみたいだぜ?」
こっちに手を振る女を見てゴウが手を振り替えした。