とある堕天使のモノガタリ
~INTROITUS~
確かにsevenもだいぶ雰囲気変わったな…
「ガクのおかげだな。」
「あぁ…そうかもな。」
いつの間にか普段着に着替えた忍がカウンターに走って来た。
「ドレスは?」
「動き辛いから着替えちゃった!」
「…俺が脱がすって言ったのに…」
忍は俺の言葉を無視して友達に向き直った。
「ユキ達も来てくれてありがとう!」
「忍の誕生日パーティーだもん!
忍の彼も見れたし来て良かった!」
忍はクスリと笑って「良かったぁ」と微笑んだ。
「忍ちゃんはやっぱり黒崎がチンピラみてーだからみんなに言っなかったの?」
「そんなんじゃないよ。
聞かれないから言わなかっただけよ。
右京だってそうでしょ?」
「色々詮索されるのがウザいからな。」
そんな俺の言葉に忍も頷いた。
「私なら自慢しちゃうけどなぁ~…」
「黒崎は自慢出来るような男じゃねーって事だな!」
ゴウの言葉に忍の友達は首を傾げた。
「…コイツ実はめちゃくちゃ怖いし…」
「え?どこらへんが?」
うーんと考え込むゴウの所にジンヤが爛々と目を輝かせてやって来た。
「黒崎さん!店の外で乱闘ですよ!」
「…なんで嬉しそうなんだよ…」
「ユキちゃんって言ったっけ?
…ツイてるな。見てくるといいよ。」
「…危ないから忍とここで待ってた方がいい。」
俺は手を洗ってからゆっくりとした動作でカウンターから出て腕を少し捲った。