【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
「選べたら、そしたら、俺は選ばなかったよ。」



白い光の先、美しい顔が珍しく歪んでる。



「…………トップアイドルと、外人ホステスの親なんて、誰が望むものか!」



憎しみが、白を漆黒に染める。



ヤスが乱暴に打ち付けた欲望が、私の身体の自由と意識を奪う。



私の頭の中には、社長が言った言葉が響いていた。



『アスカちゃんも知っているでしょう。元トップアイドルで、今は俳優の滝本ヒデロウ。あれが夜遊びしてて、外人ホステスと作った子供がヤスなのよ。』



ああ神様がいるとするなら、なんでヤスを苦しめるの…?
< 185 / 295 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop