【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
変…か。確かにそうかも。



初めてクラスメイトの『木酪泰則』の正体を知った時も最悪だったし、ヤスには色んな物を奪われて来たのに。



なのに、好きだなんて。



それは多分、あの悪魔に、私が魅せられたから。



作り物みたいな見た目も、勝ち気なところも、そのくせ繊細なところも、今では好きなんだ。



だから、私はヤスがどこにいても消えないように光ってやるよ。



それが、あの悪魔の望みだから。
< 243 / 295 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop