【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
粗いドライブからようやく解放された頃にはもう夜。
着いた先は、噴水と光がグラデーションを作る公園。
「へー…ロマンチックなところ、知ってんだね。」
「まあチャラ男の入れ知恵だけどね。」
そう言って、車を道路の脇に停めるとさっさと降りるヤス。
「運転は嫌い。やっぱり今度出かける時は、優斗を使お。」
今の俺様発言を聞いたら、兄貴は絶対青ざめるだろう。
兄貴の仕事とかそんなの、この美しい悪魔には関係ないから。
着いた先は、噴水と光がグラデーションを作る公園。
「へー…ロマンチックなところ、知ってんだね。」
「まあチャラ男の入れ知恵だけどね。」
そう言って、車を道路の脇に停めるとさっさと降りるヤス。
「運転は嫌い。やっぱり今度出かける時は、優斗を使お。」
今の俺様発言を聞いたら、兄貴は絶対青ざめるだろう。
兄貴の仕事とかそんなの、この美しい悪魔には関係ないから。