【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
ヤスがキラキラ輝く噴水の前に立つと、メインだった噴水が、ヤスを引き立てる背景に一瞬にして変わる。
少し飛び散る水に触れるように手を伸ばすその指先が、キラキラしてて綺麗。作り物みたい。
「ずっこい悪魔。」
思わず本音をポロリと漏らすと、ヤスが艶やかに微笑んで来る。
「何がずっこいって?…ねえ見てアスカ。この噴水、アスカみたいだね。」
「どうして?私はヤスを、美しくは引き立てないよ。」
アスカみたい、なんて言ってくれるのが恥ずかしくて、皮肉混じりにそう答えると、ヤスは更に艶っぽく、この世のものじゃないみたいに微笑む。
少し飛び散る水に触れるように手を伸ばすその指先が、キラキラしてて綺麗。作り物みたい。
「ずっこい悪魔。」
思わず本音をポロリと漏らすと、ヤスが艶やかに微笑んで来る。
「何がずっこいって?…ねえ見てアスカ。この噴水、アスカみたいだね。」
「どうして?私はヤスを、美しくは引き立てないよ。」
アスカみたい、なんて言ってくれるのが恥ずかしくて、皮肉混じりにそう答えると、ヤスは更に艶っぽく、この世のものじゃないみたいに微笑む。