夜光虫〜お隣様ホストの奴隷〜
あたしはその場から動きだした。



家に帰ろうと背中を向けた。



これはめげるんじゃない。



光夜はずっと元カノが好きで、元カノも光夜が好きなんだ。



だから、光夜の気持ちを大切にしてあげるんだ。



今まであたしの気持ちを大切にしてそばにおいてくれたように。



光夜の幸せのためにあたしは身を退くだけだもん。






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