風を味方に
まぁね。」

「お母さん。何か疲れた・・・」

「そう。ゆっくり休みなさい」

私は目を閉じた。

何か脈があがっていく感じがした。

医者とかが何ていってるか分からない大声出していた。

少しずつきつさはなくなっていった。

私、心臓痛くなかった。

走っても何ともなかった。

体が軽くなってどこまでも走り続けていけるような気がした。


『お母さん。ゴメンね』
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