マリア教会
「私一人ですか?」
「ロザリの警察も手を貸してくれるが、あまり大勢で行くとかえって目立つという事で、教会からの護衛はレイ一人だ」
そして詩織は笑顔を浮かべた。
「でも心配ないよ。レイなら一人でも大丈夫だ。私の部下だからな」
「自信満々ですね」
「当たり前だ」
詩織はレイの事を完全に信じてくれてる。なら私も詩織の期待に応え、この任務を遂行させなくては。
一人という不安なんてものは無く、詩織の役に立てる事が嬉しかった。
やがて元帥の部屋に着き、詩織が扉をノックする。
「守護隊第一部隊隊長の詩織と、隊員のレイです」
「入りなさい」
中から綺麗な声で返事が返って来て、詩織はゆっくりとドアノブを回す。
「失礼します」
中に入ると部屋はとても広かった。
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