マリア教会


「どういう事だ…」
小夜は教会本部の廊下を早足で歩いていた。
ナンバーズから報告された事にどうしても納得出来ない。
「元帥!」
ノックもせず元帥の部屋の扉を思いっきり開けると、突然入って来た小夜に元帥と詩織、そして詩織の部下のレイが目を丸くした。
だが小夜はそんなの気にせず、椅子に座る元帥に詰め寄った。
「今度、ロザリの視察に行かれるんですよね?」
「ええ」
「どうして護衛が私じゃないんですか!」
元帥の護衛がレイだと聞き、小夜はここにやって来た。
「ナンバーズが決めた事だから」
平然と答える元帥に小夜の表情が歪む。
元帥を守るのは私で、元帥の事をよく知っているのも私だ。なのに…。
「ですが!」
更に詰め寄ろうとした時、詩織に肩を抑えられた。
< 169 / 318 >

この作品をシェア

pagetop