マリア教会
全ての準備を整え小夜が堂々と中に入ると、中にはドラム缶や廃材などが散乱しており、男が四人アイリ達を囲んでいた。
「何だお前!?」
「小夜…」
犯人と、涙目のアイリが同時に声を出す。遠目だが、アイリ達は無傷のようだ。奴らにとっては大切な商品だから傷付ける訳にはいかないのだろう。
小夜は一歩前に出て、
「マリア教会守護隊、第五部隊隊長の小夜です。人質を解放してもらいます」
「守護隊?ふざけんなよ…。こっちはビジネスでやってんだ…捕まってたまるかよ!」
「抵抗するようであれば、こちらも容赦しません」
言いながら小夜は懐から銃を取り出し犯人達に向ける。
それを見て犯人達は一瞬怯んだが、すぐにリーダーらしき男が下品な笑顔を見せる。
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