禁断の恋はじめます
張り出された掲示板の前で
全ての受験生が息を飲み
数字を見つけた瞬間から歓声とそれから
ため息と


真っ二つに分かれる瞬間になった。



私の周りでは歓声が次々と湧き上がり


私はその中で慌てて
数字を探した。


息を整えながら
下にさがっていくと


「あ…あった・・・・・」
思わず叫んでいた。



勉強した
こんなに勉強したくないくらい
勉強してきた一年だった。


ただ啓吾のそばにいたくて

啓吾に毎日会いたくて

机に向かっていた。


啓吾にメールした。


『サクラは満開
これからよろしく先輩』送信して

パパママにも送信完了



勇樹にも・・・・
送ろう・・・・


『合格しました。』


送信した。
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