禁断の恋はじめます
「おまえももう俺に近づくな。
朱奈は先輩がいい。
先輩は金持ちだし 頭も顔もいい
将来は次期社長だろうし……
何よりおまえのことすげー愛してる
おまえもわかってるんだろ?
先輩の気持ちの重さ……。」


「わかってるよ…。
だからすごく辛い……。
もっとチャランポランに思ってくれたら
私もっと楽になれてる……。」


「裏切んなよ。先輩のこと。
絶対罰が当たるからな……。
俺のことはもう削除してくれ。
その方がいい
俺もその方が楽になれる……。」



「そんな……。」



「俺はさ…もう終わりだし…。
今までは池端の両親が守ってくれたけど
これからはそうはいかない…。
守ってくれた両親を…
傷つけるわけにはいかないんだ。」



「言ってる意味がわかんない。」


「俺のこともうみんな
忘れてくれればいいんだ。」

その夜・・・・
眠れない夜を過ごしていた。
ものすごい雨の音がして怖かった。
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