花には水を
「何…?」
眉毛をこれでもかってくらい寄せて私を睨むM子。
私は、ぐっと足に力を入れた。
「瑞穂の良さを外面で見んな!」
力を入れた足を思いっきり振った。
その蹴りは、バカ子の左足に当たって悲鳴とともに地面に崩れた。
「えみこ!大丈夫!?」
「何すんのよ、ブス!」
「ふざけんな!」
叫んでた。
こんな声、出したことがあるだろうか?
そんなくらいに…。
「瑞穂のよさは落ちたりしない!なくなったりなんかしない!瑞穂は、外だけじゃないから!瑞穂自体かっこいいんだから!優しいんだから!私みたいなので、落ちるようなものじゃない!あんたが、馬鹿にするな!」
言いたい事の半分もいえない。
だけど瑞穂の外面だけが格好いいって言われてるみたいで、たまらなく腹がたった。
瑞穂の格好いい処なんて、中にあるのに。
優しい所も、瑞穂のよさは全部中にあるのに。
なんだか、瑞穂が否定されてるみたいで…腹が立ったの。