花には水を




「何、言ってるの?」



なんで、急に。


そんなの、友達に決まってる。



私の問いかけも虚しく、連は真っ向に瑞穂に目を向けたままこちらをふり向こうとはしなかった。



はあと、小さいため息が聞こえた。



沈黙が何故か重い。



「それを聞いて、どうすんの?もし、灯が好きだって言ったら 渡さない って言うの?」




「俺は…負けたくない。先輩が…灯が好きだから。」



連の言葉が、染みてきた。




染みてきたら、涙が出そうになった。





ただ素直に嬉しかったんだと思う。



好きだって言ってくれたことが。





だけど、でも…。






真実が知りたくなった。












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