〔完〕あなたと過ごす季節
「咲良・・・。」


ニッコリ笑ってる咲良。


「私、絶対に実行委員とかできないって。
みんなを引っ張っていくどころか逆に足引っ張っちゃうよ・・・。」

「しょうがないだろ、もう決まったんだから。一緒にがんばろうぜ。
それに実行委員はお前だけじゃないんだから。」


私を見つめ、説得するように言った。


「でも・・・。」

「いつまでもうじうじ言わない!
指名したのは俺なんだから俺が責任もってお前を助けるから心配すんな。」


私の頭をぽんぽんして優しく笑った。

ドキッ

咲良はずるい。

そんなこと言われたらもっと咲良を好きになっちゃうじゃん・・・。
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