〔完〕あなたと過ごす季節
苦しそうにしゃべる涼。


「…わかった…。」


そう言うと涼は力なく笑った。


「桜…今日…さ…何の…日か…知って…るか…?」

「今日?私の誕生日でしょ?」


私は涼をひざに乗せて答えた。
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