夜中散歩
「本当だよね・・・って、小雪は?」
「あー、そういえば居ないね」
後ろにも前にも居ない。
「そういえば真希、最近小雪と仲良さそうじゃん」
「何?ヤキモチですか?」
つんつん、と由梨の頬をつつく。
「いや、真希は小雪と仲良くしないほうがいいよ」
「どういう意味」
そう聞けば由梨は口を閉ざした。
「嫉妬してんなら嫉妬してるって素直に言いなさいよ、素直じゃないなぁ」
前に居る女の子たちから「真希と由梨も早く!」と急かされる。
「今行く!」と言って、由梨にも「行くよ」と言う。
由梨がなぜそんなことを言ったのか、そのときの私には理解が出来なかった。
12月17日。午前2時過ぎ。
私の誕生日まで、あと1週間。
「あー、そういえば居ないね」
後ろにも前にも居ない。
「そういえば真希、最近小雪と仲良さそうじゃん」
「何?ヤキモチですか?」
つんつん、と由梨の頬をつつく。
「いや、真希は小雪と仲良くしないほうがいいよ」
「どういう意味」
そう聞けば由梨は口を閉ざした。
「嫉妬してんなら嫉妬してるって素直に言いなさいよ、素直じゃないなぁ」
前に居る女の子たちから「真希と由梨も早く!」と急かされる。
「今行く!」と言って、由梨にも「行くよ」と言う。
由梨がなぜそんなことを言ったのか、そのときの私には理解が出来なかった。
12月17日。午前2時過ぎ。
私の誕生日まで、あと1週間。