彼女の日記〜きみを忘れない〜



「・・・カズくん?」





聞き覚えのある声に、足が止まった。顔をあげると、俺達2人の前に、ゆいがいた。ゆいは立ったままの状態で、こちらを見ている。




夏で倒れたあの日以来、会ってない。1日入院だったから、会いに行かなかった。ただの貧血なら、大丈夫だと思った。けど・・・少し、痩せた?





< 145 / 229 >

この作品をシェア

pagetop