Kiss★恐怖症
― 直樹 side ―


「…っ―…危ね―…」


倒れる星蘭を、ぎりぎりキャッチ。


まあ、俺も一緒転んだみたいになってーけど。


というより…。


なんで兄貴がいて。


なんで星蘭が倒れてんだよ。


直樹はそのままの状態で樹に話しかけた。


「なんで、兄貴がいんの」


「星蘭ちゃんに会いたかったから」


「はあ!?星蘭に会って何するつもりだったんだよ」


なんで星蘭のこと知ってんだ?


春樹が話したか…?


「何するつもりって…直ちゃんと気まずそうだったから、お悩み相談?」


原因は直ちゃんなんだからっ、とまた頬を膨らませた。


お悩み相談って―…。


初めて会う人にいきなりお悩み相談するか…?


兄貴…。


一応、年上なんだから考えようぜ―…。


それと、もうひとつ。


「それはいいとして、なんで星蘭が倒れるんだよ」



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