Kiss★恐怖症
「あの…」


「ん?」


「星蘭と神谷くんには、手を出さないでね」


「……でもさ」


またジュースを一口飲んで。


そして。


小さい声でこう言ったんだ。


「あの2人って、付き合ってる"フリ"らしいんだよね」


……っ!!??


なっ…なんで知ってるわけ!?


でも"らしい"ってことは、神谷くん本人には聞いてないってことだよね。


「何言ってるのよー。星蘭と神谷くんがフリなわけないじゃん」


「だって、兄貴が"星蘭を守って、フリを本当にする"って言ってたよ」


なんか隠してたみたいだったけど、とまたジュースを一口。


なんだこの展開。


誰か助け船を~…。


「莉子。次トイレ行くなら行ってきたら?」


帰ってきた星蘭登場。


「う、うん!行ってくる」


私は逃げるようにトイレへと駆け込んだ。





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