ゴスロリ彼女のキスの味
「チャンスが転がりこんできても最後の一押しはそう簡単にできないと思う。私、田中君や蜜姫さんを殺そうとしたけど、なかなか殺せなかった。やっぱりそれなりの憎しみがないと人間って人を殺せないのかしら?」
「…………」
逆に質問されても答えようがない。
「あら、見たことのない表情をしてるわね。ひょっとして無人島の絵を描いた記憶が残ってた?」
「おまえに答える義理はない!」
「ふ~ん」
倉吉は腕を組み、わかったような顔をする。