Cygnus
そのまま彼女を車に乗せて

向かった先は

研究室の女が
行きたいと連呼していた

出来たばかりの
ダイニングカフェ



夕食にはまだ早い時間のせいか
それとも天候のせいか



アットホームな作りの店内には
数人しか客はおらず


俺たちは一番窓際の
落ち着いた席に通された



紗季ちゃんは
まだ俺といることに馴れないのか

緊張しているのが
ヒシヒシと伝わってくる




俺の方が

緊張してるんだけど…


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