Cygnus
「あ、
今夜とかって空いてますか?」


「今夜?」

突然の言葉に戸惑うと

少し慌てた様子で
早川君が話し出した


「いや、この前とかいろいろお世話になったし…。」


「この前?」


「あ、段ボールとかゴミ出しの表とか…。」


「ああ。
でも、そんなこと気にしなくていいよ。」


笑いながら言うと
突然早川君は立ち止まって


すごい勢いで

私の方に向き返った


!?


「俺は気にしちゃうんです!
だから、今夜空いてるなら
ご飯食べに行きませんか?」



「え?!」



「そんな改まった感じじゃなくて…
その…。」


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