Cygnus
『紗季…?』



ビクッ!!


再び彼に名前を呼ばれて

体が反応した



『そんなところでどうしたの?
…おいで…。』


差し出された

大きな手



そう

彼はいつもこうして

私に手を差し出してくれる…





自然に

彼の手に向かって


私も手を伸ばした



そして

ゆっくり
重なる…
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