Cygnus
そして
さっきから五月蠅いくらいに
視線をぶつけてくる


早川に向き直る



「どういうこと…?

それはこっちのセリフだ。」


「あ?」


「どうして、紗希ちゃんを
大学に呼ぶような真似をしたんだ?」


「…何がすか?
今夜、飯に行くから待ち合わせに
呼んだだけです。

そもそも、新井さんの方から
迎えに行くって…。」


信じられない言葉に

思わず彼女を見た



どうして自分から…
ここに来るなんて…


また
胸が苦しくなる
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