Cygnus
+ + +



第5研究室は
教授から特別に与えられてるもので


俺以外が
使用することはなかった




研究室につくと

早川は先に到着していた


紗季ちゃんの姿を見て

早川は目を見開いた


「いったい…どういうことですか?」



明らかに
敵対心が見て取れる早川の言葉を無視して




紗季ちゃんを
仮眠用のベッドに寝せる



涙で頬に張り付いた髪の毛を
静かに取ってやったが


彼女の瞼からは
閉じているのに
涙が溢れていた
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