Cygnus
「…それって…
俺に似ていたっていう…。」


早川の言葉に
驚いた

「知っていたのか?」


「はい。
サークルの先輩が話してくれて。

でも、俺に似てたってことしか聞いてません。」



「そうか…。

なら…全部話そうか。

紗季ちゃんがこうなった理由も…
俺と君にそっくりな
俺の親友…加藤芳史について…。」





夕日も傾き

うす暗くなった窓の外を見ながら

俺は口を開いた




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