特別短編集
「知らない奴らにモテて、お前なら嬉しいか?」

「へ?」

「名前さえも知らない奴らに好きだと言われて、嬉しいと思えるわけないだろ」


ぐしゃぐしゃと髪をかき、かなりイラついているようだ。




「えと…ごめん、変なこと言って」

「・・・。」



機嫌を損ねたと思ってすぐに謝ったけれど、
隆は何も言わずただ睨むように見続けてくる。




「美海、」
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