特別短編集
「・・・じゃあ、なってあげてもいいよ?」


なりたい。とはやっぱり言えなかったけど
隆にとってその答えは十分だったらしい。



「美海は今日から俺のもの、な」

隆は嬉しそうに私の制服のリボンに手をかける。



「これは、その証」


襟をひらくと首筋に唇をよせて痕を残した。




「はい、美海先輩もつけてください」

私が弱い事に気づいているのか
わざと『表』隆でお願いしてくる。



そんな隆がムカつく、けど…好き。


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