大切な人
「クロちゃーん!行こう?」
「お、おうっ!」
薫かわいいなぁ~。
こいつが女だったら、ソッコーで告ってただろうなぁ……。
って……お、俺はそんなんじゃないっ!!こいつが女の子らしいから、そう思っただけだ!
俺の好きな人は……、ユリちゃんだ!!
すっげー美人だし…、白い肌は触りたくなるし、色っぽい唇はキスしたくなるし……。
今すぐにでも、俺のものにしたい!!
でも、ぬけがけしないって約束はしてるし…、なぜだかわからないけど……告る勇気がない。
いつもならすぐに告ってたのに……。
「おはよう。」
俺は我に返ると、声がした方へと向いた。
するとそこには、今日も綺麗で美人なユリちゃんがいた。
ユ…ユリちゃん!!なぜここにっ?!
って……もう教室に着いてんじゃん…、いるのも当たり前だ…。
「お、おっはよ~!」
や、やばい!今、声が震えていた!
ユリちゃんを目の前にして緊張していると、天才星夜がこっちを見てニヤッとした。
ば、ばれてる~~!!
くそー…、1番ばれたくないやつにばれるなんてっ……!
「よっ!おっはよー!」
そんなこんなでいると、美月ちゃんが挨拶をしてきた。
「美月ちゃんもおはよ~!」
美月ちゃんもなかなかかわいいけど……、ユリちゃんがいるせいか、好きとは思えないんだな~。
「ほら、席につけー。」
担任が教室に来て、俺達は急いで席に着いた。
そして、俺達の苦痛な授業が始まる。
あ~~退屈。なんでこの世に勉強なんてあるのかねぇ~。
俺はペンを回しながら考えていると、1番前の席から声が聞こえてきた。