らぶCALL(仮)


「お邪魔しまーす」


何度か来るようになって、

もぉ言い慣れたカナ。



コンコンッ

「空羅、入るよー??」


返事があったのに、空羅の姿がどこにもナィ。



‥なんで??



「空羅??」


不思議になって呼んでみた。



「李夜っ♪」


不意に後ろからぎゅってされる



「えっ、ちょっ空羅??」




「何~??」


「悪戯しなぃの‐」


私わ慌てて空羅を引き離す。


「李夜が、俺に力で勝てんの??」


後ろで空羅がニッて笑ったのが分かった。




「か、勝てるもん!!年上ナメんなしッ」





‥‥‥‥とは言ったものの、




‥‥‥‥‥30秒、



‥‥‥‥‥40秒、



顔を真っ赤にして空羅を引き剥がそうとしてるであろう私。



全然離れてくんなぃ。




「どしたの、李夜ちゃん♪俺に勝てるとかゆってなかったっけ??」


「‥‥‥ぅっさい!!これからだもん」



‥‥‥‥50秒、



‥‥‥‥‥1分、




「‥‥‥あのさ、」



「まだ、負けてナィっ」




言い返そうと思った瞬間見えてた景色がぐるって半回転シて‥‥‥‥




ドサッ



痛‥‥くはなかった。



空羅の手と下にあったクッションのおかげ。




< 163 / 186 >

この作品をシェア

pagetop