らぶCALL(仮)
「お邪魔しまーす」
何度か来るようになって、
もぉ言い慣れたカナ。
コンコンッ
「空羅、入るよー??」
返事があったのに、空羅の姿がどこにもナィ。
‥なんで??
「空羅??」
不思議になって呼んでみた。
「李夜っ♪」
不意に後ろからぎゅってされる
「えっ、ちょっ空羅??」
「何~??」
「悪戯しなぃの‐」
私わ慌てて空羅を引き離す。
「李夜が、俺に力で勝てんの??」
後ろで空羅がニッて笑ったのが分かった。
「か、勝てるもん!!年上ナメんなしッ」
‥‥‥‥とは言ったものの、
‥‥‥‥‥30秒、
‥‥‥‥‥40秒、
顔を真っ赤にして空羅を引き剥がそうとしてるであろう私。
全然離れてくんなぃ。
「どしたの、李夜ちゃん♪俺に勝てるとかゆってなかったっけ??」
「‥‥‥ぅっさい!!これからだもん」
‥‥‥‥50秒、
‥‥‥‥‥1分、
「‥‥‥あのさ、」
「まだ、負けてナィっ」
言い返そうと思った瞬間見えてた景色がぐるって半回転シて‥‥‥‥
ドサッ
痛‥‥くはなかった。
空羅の手と下にあったクッションのおかげ。